決 算 書 類 の 作 成

 


  決算の利益と「儲けの金額」は別物?

 

決算は、入金したものや出金したものの単純集計ではありません。入って出た残りのキャッシュ、つまり現金がどうなっているのかが一番肝心なことなのですが、決算書の利益はこのキャッシュの「儲け」とは必ずしも合うものではありません。

「決算利益は儲けの金額にあらず」。やや極端な言い方でもありますが、私どもが常日頃から関与先の皆様方によく説明していることであります。

例えば、今期が儲かって銀行残高が黒字となったとしても、買掛金がかなり残っているとか、未払費用が残っているなどあれば、決算利益は赤字になることがあります。
また手元に残高がない場合でも、売掛金がかなりあるとか、前払費用を多く支払ったなどがあれば、決算利益は黒字になることもあるのです。決算が黒字なら税金が発生するのですが、もし上記の状況なら納税は不可能な場合すらでてきます。

経営の基本は資金繰りではないでしょうか。そしてこの資金繰りは会計や税務の知識がなくては見えてこないものなのです。
「決算黒字で儲け残らず」のような状況にならないよう、日頃の資金繰りを総合的に監視していく税理士が必要になってくるのです。

資金繰りを重視している税理士か否かは会社の経営に決定的に影響をもたらします。形式的な報告や経理処理のみに税理士報酬を支払っていませんか?
現在の税理士がどうか、じっくりと考えてみてください。
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  決算を締めるときのチェック一覧

 

仕訳を確認する際のチェック一覧は以下を参考にしてみてください。

http://www.tax-a.net/docs+index.content_id+16.htm

今期の収益、費用とするべきか、来期とするべきかがポイントとなります。来期の収益、費用とすべきものは今期末では資産や負債となるのです。

 


  損益計算書と貸借対照表の関係について

 

決算書類の作成は一定のルールに従い、損益計算書や貸借対照表などを作成する作業です。入金したものや出金したもので、当期の売上や費用になるものは損益計算書に計上され、当期の売上や費用にならないものは貸借対照表に計上されます。
また、入金がまだなものや出金がまだなものも、当期の売上や費用になる場合もあります。
貸借対照表に記載されたものは翌期以降の損益になるものであるのです。
つまり、今期と翌期の損益計算書の橋渡し的な性格のものが貸借対照表になるのです。ですから、損益計算書も貸借対照表も、税金計算にとても大切なものとなってきます。

 


  日々の入力・記帳で注意すること

 

当然なことですが決算や申告のためには日々の仕訳記帳を間違いなく行う必要があります。また、仕訳入力が正しいかとともに税金的に問題がないかのチェックも必要です。
税金上のチェックとは取引前の判断はもちろんですが、取引後においてもそれが問題のない仕訳となっているかもとても大切なことです。
仕訳記帳は会社の判断を表しており、それにより税務は課税を判断することが多いからです。

例えば、預金からの現金引き出しは社長への貸付とみるのか、未払い給与の払いとみるのか、賞与や渡し切り交際費とみるのか、または現金勘定の増加とみるのかなど、その仕訳いかんにより税金計算は変わってくるのです。

皆様の経理処理は最善のパターンを選んでいますか?
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  決算時に行う株主総会について

 

事業年度末から2ヶ月以内に決算が締り、次年度に向けて定時株主総会が開催されます。
そこでは今期の決算報告とともに配当などの承認、それに次期の役員給与の決定・承認が行われることになります。

もし役員給与の増額や減額をしたいなら、この時期以外に変更はできないのが一般的です。変更の場合には総会や取締役会の議事録を作成し、保存しておきましょう。

 


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