起業最初の関門を乗り越えろ! 資金調達 ~出資編~

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2015.08.05

起業

起業最初の関門を乗り越えろ! 資金調達 ~出資編~

資金調達は起業するうえでの第一関門であるといえます。事業計画を立て、資金がどれくらい必要なのかを把握したら、いよいよ資金調達です。
出資や融資、補助金など、起業時の資金調達方法はさまざまですが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。
今回は「出資」による資金調達についてご説明します。

<目次>

起業の基本は自己資金集め

自己資金を資本とするのは、事業を開始する際の基本となります。
自らの貯金や退職金などが自己資金となるため、起業するうえではリスクが低い資金調達方法です。また、経営権も保持できて、自由度が高いという利点があります。

しかし、事業開始に必要な資金を自己資金だけで賄うのは難しいことですし、万が一会社を清算することになったときは、自分の資産を失ってしまうことに留意する必要があります。
また、事業の内容によってはほかの資金調達方法の併用も考えるべきでしょう。もちろん、まずは自己資金をいくら用意できるか検討することから始まりますが、次回コラム「資金調達 ~融資編~」でご紹介する日本政策金融公庫の新創業融資制度の利用などを考慮すると、創業資金総額の10分の1の自己資金が要件となっているため、ある程度の額は用意したいところです(理想は創業資金の2分の1)。

後にお世話になる金融機関からの評価などを考えると、自己資金を準備するうえで最も重要なのは、地道に積み立てていく堅実な姿勢といえるかもしれません。

ベンチャーキャピタルからの出資は期待できない

ベンチャーキャピタルは成長が見込める企業に対して出資し、株式公開を支援する投資会社です。企業の株式公開後に株式を売却し、キャピタルゲインを得ることを目的としています。

ベンチャーキャピタルは多額の資金を投入してくれるだけでなく、経営コンサルティングの役割も期待できます。さらにビジネスパートナーを紹介してくれるなど、新たな人脈形成に貢献してくれることも少なくありません。

ただし、ベンチャーキャピタルからの出資を受けるには、厳しい審査をパスする必要があります。基本的に上場を視野に入れた(株式公開しそうな)企業が出資の対象となるため、将来性の高い技術やサービスを持っていれば話は別ですが、起業時の資金調達方法と考えるのは難しいでしょう。

個人投資家に注目されるには時間も運も必要?

個人投資家は、ベンチャーキャピタルと同じように企業に対して多額の投資を行う存在です。なかでも「エンジェル」と呼ばれる人たちは、創業したての企業に出資を行う投資家として知られています。エンジェルの投資額は約500~2,000万円といわれています。
個人投資家には起業経験者も多いため、パートナーになれば経営面の相談相手になってくれることも期待できるでしょう。

ただし、人脈(個人的なエンジェルとのつながり)がなければ出会うことは困難であるうえに、他所からの紹介もまず来ません。
投資をするかどうかの判断基準も投資家によって異なるため、自らの事業を進めていくうちに、自然とエンジェルの目に留まるのがもっとも可能性の高い出会い方といえます。

従業員持株会で資金調達する際は、その後の運営もしっかりと

社員持株会とも呼ばれますが、これは企業の株を社員に保有させることで、資金を調達する方法です。社員からすれば市場よりも安く株を買えることになりますし、企業が社員の資産形成を支援することになる(福利厚生制度といえる)ため、勤労意欲の向上も期待できます。

ただし、従業員持株会を設立して終わりではなく、その後の運営をきちんと行う必要があります。また、継続的な配当も出さなければなりませんし、社員が退職した際は、株式を現金で払い戻さなければなりません。

ほかの企業から出資を受け入れたら失敗できない

株式を他企業に譲渡して出資を受け入れることで、資金を調達する方法です。出資を受け入れれば、その企業と協力関係を築くことも考えられます。

ただし、これは「出資してもらう」ということなので、起業時の資金調達方法には不向きかもしれません。経営者として経験が浅いということを言い訳に失敗ができないということです。
また、株式の譲渡比率が50%を超えると、出資元企業に経営権を握られるということにも気をつけなければなりません。

個人で借り入れるという方法もある

出資ではありませんが、番外編として「個人の借入」で資金を調達する方法を2つご紹介します。

ノンバンクなどからは、できれば借りたくない

消費者金融などのノンバンクから個人で融資を受け、それを起業資金に流用する方法です。比較的簡単に申し込むことができますが、利息が高いため、起業時・経営時を問わず、できれば利用したくない方法です。

身近な人にお金を借りるときは甘えてはいけない

親族や知人、友人などから借り入れるかたちで資金を調達する方法もあります。身近な人にお金を借りるというのは誰もがすぐに思いつく方法ですし、実際、身内から出資を受けて起業する人は多く、昔から実践されてきた方法でもあります。
融資とは異なり審査もないので、信用さえあれば資金を調達できます。

ただし、出資してくれた人と一緒にリスクを負うということに留意しなければなりません。事業が失敗した場合はトラブルになりやすい方法でもあるため、もし身内から資金を借り入れる場合は、返済方法や利息などを記した明確な内容の契約書を作成しましょう。
甘えから失敗を招き、一生迷惑をかけてしまうということも十分に考えられます。

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